
ーー2026/1/13 追記
RPできました。
Marsは生涯目標の一つだ。1989年に吉田和正氏によって初登され、36年経った現在でも難クラックの一角。
ーーRock&Snoe 24号の杉野保氏より
オールナチュラル、波の上でハンギングビレイ、回収はエイドダウン、途中でのロワーダウンは不可、それらの障壁を差し引いて余りある素晴らしい内容を、このルーフクラックは持っている。マーズが手厳しいなら、フォボス、ダイモスでも十分だ。このルーフに込められた情熱のかけらが消えてしまうほど、日本のクライミングは浅くないと思いたい。

ーー岩と雪134号 吉田和正氏より
「とまった」と思った瞬間、ジャムを決めた指が吐き出された。
「あーっ」という声がビレイヤーからもれ
「もう二五回目のトライだったのに・・・・・」
これだけやっているんだから、最後は何かが助けてくれるんじゃないか、という甘い期待はみごとに裏切られ、ぼくは茫然として、血の噴き出した指でムーヴをさぐるふりをしていた。

昨年、就職活動を行ったのだが、なるべく城ヶ崎から近い職場を選んだ。少しずつのジャミングを交えた城ヶ崎特有のムーブや、立体的な動きに体が順応して行くのを感じた。
Mars概要は、ダイモスとの共通パートを登り、マーズに分岐しストレニアスな数手をこなすとフレークのガバに到着する。ここまで体感12+。ここからルーフを抜けるまでの2m程が核心だ。僕の手順にして落ちなくなるまで7手。体感は初段悪め。その後マントルを返しルーフの上に行く。

これまでの3日では、核心部ができず、トップアウトするにはエイドが必要だった。手と足の順番を試行錯誤してみると、自分に合った動きを見つけることができた。
5日目 既にフォボスを完登している山野井さんに無理言って、もう1日海亀エリアで登ってもらえることになった。3月上旬になっている、残りの城ヶ崎のシーズンも長くは無い。
1-3トライ目 あと1歩のところで、核心のトゥーフックがかからず、登れなかった。
4トライ目 もしフォールした場合はギアを回収すると約束し離陸した。少し前腕にも張りを感じるが、テンポ良く登り核心入った。4手こなし、これまで掛からなかったトゥーフックが掛かった。後は無我夢中でマントルを返すだけだ。ついにやった。スタートから1度もロープに体重を掛けずにルーフを足元にすることができた。
2025/3/1
